「手紙は憶えている」を観た!ううう、辛い…。(ネタバレ感想)
・ジャンル;サスペンス
・2015年あたり
・一口感想;「あああ、記憶力が保たないって辛い…。おじいさーん!!」
あらすじ(ネタバレ注意)
認知症の主人公ゼヴは90歳。妻が亡くなるが、もうそれも覚えていられない。
同じ介護施設にいる車椅子の友人マックスとの約束を守り、彼から手紙を託されてゼヴは介護施設を抜け出す。
列車に乗ってる途中で認知症の症状により度々錯乱しかけるが、マックスの書いた手紙を読んでは目的を思い出し前に進む。
ゼヴとマックスの約束。
それは彼らの家族を殺し、彼らを苦しめたアウシュビッツ収容所のナチスの兵士への復讐。
ゼヴとマックスはアウシュビッツ収容所の生還者だった。
感想(ネタバレ感想)
※ネタバレ感想…だけど、核心を避ける為、微妙にあらすじをボカしてます…。
介護施設を抜け出した主人公が、電車に乗っては途中で自分が何をしていてどこにいるのか錯乱しかけ、機敏には動けない身体で銃を買ったり、記憶がリセットされては手紙を読んで目的を思い出す。
彼は何をしようとしているのか?
それは徐々にわかっていくんだけど、もう、どうにも観ていてヒヤヒヤする。
認知症の高齢男性が、復讐する為に名前だけを頼りに元ナチス兵士を探す旅をする。
復讐者も高齢であれば、目的の相手もかなりの高齢…。
どんなに時が経とうとも癒せない苦しみ。
それが戦争。
きっかけは、同じアウシュビッツ収容所からの生還者同士のマックスとゼヴが、介護施設で邂逅したこと。
車椅子のマックスに代わってナチス兵士への復讐をする約束をするけども、ゼヴはせめて妻に迷惑をかけない為にも、妻が亡くなるまでは…とマックスにお願いする。しかし妻が亡くなった頃にはゼヴはすっかり認知症が進行してしまっている…。(その前から進行はしてたのかな?)
本当、記憶力も精神状態もあんまりよろしくない主人公が身体運動も怪しく銃を買い付ける様はちょっとしたホラー。
ガンショップの人!銃の殺傷能力アップグレード薦めんな!と観ていてヒヤヒヤしっぱなし。
途中自分が銃持ってる事も忘れかけてるし…ヒヤヒヤヒヤヒヤ。
しかし病院でゼヴが、復讐の相手か?と近づいた寝たきりの男性が、逆に同じ迫害を生き延びた者だったとわかり…。ゼヴの涙に本当に観ていて辛い…。
かと思えば、うっかり敵陣真っ只中で悪意ある人間と二人きりになったり…。
観ていてずっと不安とヒヤヒヤハラハラ…。
下手なホラーより本当怖い。
そして物語は佳境へ…。
とりあえずネタバレ感想といいつつも感想はここまで…。
面白いと言っては語弊がある。
だけど終始画面に釘付けになりました。
辛い内容だったけど、2度目観るのは精神的に辛いけど、でも鑑賞して良かった。
一言感想
・おじいさーん!!銃持つのー!?大丈夫ー!?と思ったけど、とりあえず必要ではあったね!!とりあえずはね!!!
でもあんなに簡単に銃が手に入る状況はちょっと怖いー!!
以上。(あんまり感想になってねぇ)
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